巨大ノコギリの刃が外れて暴走。店に入ろうとして住民が間一髪で逃れる(アメリカ)

「恐怖でぼうぜんとし、店の中で震えた」と住民は述べています。

アメリカ・オレゴン州で3月28日、工事現場で使われていた直径約4フィート(約1.2メートル)の円状のノコギリ(丸のこ)が外れて暴走し、近くの店舗入り口に突き刺さる事故が発生した。

丸のこ刃が突き刺さる直前に店に入った住民のシェーン・ライムヒさんは「ドアに手をかけた時に、大きな音と叫び声が聞こえました」と地元テレビ局KEZIに説明している。

「煙が立ち上り、誰かが溝に落ちているのが見えました。その後、4フィートの刃が私の方に突進してきたんです」

転がってきたのはコンクリート切断などに使われる丸のこ刃で、ライムヒさんが店に入って数秒後に入口の壁に突き刺さった。

店のオーナー、アミット・グレワルさんは「衝撃で店全体が揺れた」とKEZIに話している。

「私たちはカウンターの後ろに立っていたのですが、金属が転がる音が聞こえました。それは風のように一瞬で、突然大きな音がして店全体が揺れました」

刃は店の壁に約2フィート(約60センチ)食い込み、3人がかりで取り除いたという。

この丸のこ刃を使用していた工事現場では、ノースウエスト・ナチュラル・ガス社と請負業者がガス栓の漏れを修理中だった。

事故を目撃した作業員の一人は、ボルトの紛失とオペレーターのミスが原因でブレードが外れた可能性があるとKEZIに説明している。

ノースウエスト・ナチュラル・ガス社広報は、「事故を検証する間、問題を起こした請負業者を工事から外す」と述べている。

ライムヒさんは事故翌日のKEZIの取材で「一晩中涙が止まりませんでした。恐怖でぼうぜんとし、店の中で震えていました。話せるようになるまで少し時間がかかりました」と述べている。

「助かりましたが、今までの人生で最大の命の危機だったと思います」

ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。

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