「宇宙から見た日本列島」大西卓哉が夜更かしして撮影成功。「チャンスは少ない」貴重な1枚に絶賛の声

日本列島を綺麗に撮影するチャンスは意外と少ないのだそうです。
大西卓哉さん
時事通信社
大西卓哉さん

宇宙飛行士の大西卓哉さんが6月29日、Xを更新。宇宙から撮影した日本列島を公開し、話題になっています。

大西さんは「さっき難しいとか言った後でちょっと気まずさもあるのですが、20分くらい前に結構綺麗に見えました🤣頑張って夜更かしした甲斐がありました。それではおやすみなさい」とコメントし、宇宙から見た日本列島の写真を公開。

日本列島のほぼ全景を捉えており、特に四国は、雲ひとつない様子ではっきりと確認できます。

実はその前の投稿で「日本が見たいというリクエストを沢山いただくのですが、あいにくISSに来てからまだ綺麗に列島が見えたことがほとんどありません。意外とチャンスは少ないのです。 手元にある最新の写真がこの6/4のものでした」と明かしたばかりでした。

日本列島を撮影する上で「綺麗に撮るには次の4つの条件をクリアする必要があります」として、次のように説明していました。

条件1「陽がちゃんと当たる時間が日本時間の7-17時として、ISSの時間では22-8時になります。 つまり睡眠時間を除くと、2-3時間しか枠はありません」

条件2「その2-3時間の枠にISSが日本の上空を飛んでいる必要があります。 日本の面積を考えると、これもかなり厳しい条件です」

条件3「天気。これまでの条件は時期さえ来ればいつか揃うのですが、これはもう完全に運任せ。今月ほとんど日本が見れなかったのは、梅雨前線の影響が大きいです。 雲だけでなく、黄砂やもやなども写真に大きく影響します」

条件4「その時間に自分の手が空いていること。平日はこれがネックに」

この貴重なショットに「きれいに見えています!ありがとうございます」「大西宇宙飛行士夜更かし頑張っていただきありがとうございました」「自分がいま住んでいるところが今の宇宙から見られて何か不思議な感じがします」「普通では決して見られない映像、直に観られるのは羨ましいです」などの反響が寄せられています。