ニューヨーク公共図書館で開かれた自身の2026年春夏コレクションのショー当日、マーク・ジェイコブスさんが見せた“もう一つの主役”が、ファッション関係者やSNSユーザーの視線をさらった。
フランスの高級ブランド、エルメスのバーキンを手に会場入りしたジェイコブスさん。そのバッグにぶら下がっていたのは、中国のPop Martが手掛ける人気キャラクター「ラブブ」のぬいぐるみ型チャーム。しかも、開封せずパッケージに入ったままの状態で装着していたのだ。ファッションデザイナーならではのこの大胆かつユニークなスタイルは、ストリートスナップやSNSでも瞬く間に拡散され、大きな話題を呼んだ。
このラブブは、長年の友人であるメイクアップアーティストのパット・マクグラスさんから贈られたもの。TikTokに投稿された動画には、ジェイコブスさんが笑いながら「最高だね。これで合ってる?」とプレゼントのラブブをパッケージのままバッグに着ける姿が映っており、マクグラスさんが「まあ、人それぞれよ」と返す微笑ましいやり取りも収められている。
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ラブブは2020年に人気に火がつき、近年は限定モデルが発売と同時に完売。CNNによると、オークションでは1体が15万ドル(約2200万円)で落札されるほどのコレクターズアイテムに成長している。高級ブランドバッグに27ドルほどのキャラクターを合わせる“高低ミックス”は、ファッション界では遊び心あるスタイルとして浸透。リアーナやデュア・リパらも愛用しており、ランウェイ会場はまるでラブブの見本市のようだ。