「カボンガ」の愛称で知られるエジプトの人気レスラー、アシュラフ・マフルスさんが、歯を使った驚異の挑戦で注目を集めています。
マフルスさんは紅海沿岸のリゾート地・ハルガダで、歯にくわえたロープを使って700トンの船を引っ張りました。その後さらに、2隻目をつなぎ、合計1150トンを15メートル動かすことに成功しました。
Independentによると、現在のギネス世界記録は2018年に樹立された614トンで、マフルスさんは今回の映像や写真をギネスに提出し、正式認定を申請する予定です。
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マフルスさんは44歳で、イスマイリア出身。AP通信によると、これまでにも列車や機関車、トラックをけん引し、今年3月には歯で279トンの列車を引っ張ってギネス記録に認定されています。 また、日々の過酷な鍛錬を積んでおり、1日12個の卵、鶏2羽、5キロの魚を食べ、1日3回、2時間ずつのトレーニングを続けているといいます。
彼は「引く対象を体の一部と捉え、心臓の鼓動と一緒に動かす」と語り、挑戦前には船に声をかけるなど独自の方法を用いています。
今後は26万3000トンの潜水艦をけん引する計画を立てており、いつか「まぶたの筋肉だけで飛行機を引っ張ってみたい」と意欲を見せています。
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