アニメ映画監督の宮崎駿さんが、沖縄県久米島に子供たちの交流拠点を建設する計画を進めていることがわかった。約3億円をかけて施設を建設し、町に寄贈するという。6月24日、沖縄タイムズなどが報じた。
銭田地区全景画
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風の帰る森イメージ
計画名は『風の帰る森プロジェクト』。島内外の子供たちがともに豊かな久米島の自然のなかで、のびのびと遊べる場所をコンセプトにしており、島の子供たちのための児童館的な役割と、島外の子供たちのための保養所的な役割を持つ。施設には親子30人ほどが宿泊できるようにするという。宮崎さんとともにプロジェクトを進める地元デザイン企業・「久米クリエーション」の担当者はハフポスト日本版の電話取材に対し、「児童館にやってきた子供たちが、施設で宿泊している子供たちと一緒に、自然の中で遊べる場所をイメージしています」と話した。
町は島の南部に位置する銭田森林公園の一部約1万平方メートルを提供。久米クリエーションの担当者はこの場所について、「山を背に、眼下には海が広がり、風がよく通る場所です。公園のなかには、森林のほか、海水が入り込む自然のプールのような場所もありますので、海水浴を楽しむこともできるでしょう」と語った。
プロジェクトは、宮崎さんと親交が深い、陶芸家の堀野富洋さんが島を訪れたことがきっかけ。堀野さんが事業総責任者を務め、2年以内の施設開所を目指す。今後、町はプロジェクトチームを立ち上げ、計画を支援する方針。
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