
「朝日地球会議2025」が、10月24日に開幕します。
10回目を迎える今回のテーマは「あなたと考える 激動の世界と地域の未来」。パネル討論・対談・講演など20を超えるセッションを通じて、現代との向き合い方を考えます。参加無料です。
24日、25日は東京駅近くの東京ミッドタウン八重洲カンファレンスでリアル会場セッションを開催。27日からはオンラインセッションの配信が順次始まります。動画は来年1月15日まで視聴できます。
サブテーマは「持続可能性」「国際関係・平和」「イノベーション」「多様性」で、SDGsとも結び付きの強い朝日地球会議。動画でパネル討論や対談などを見て、レポートを書いたり、発表したりと教育の現場で活用する取り組みも広がりつつあります。
今年はお申し込みの方が無料招待に応募できる記念落語会「つる子の極み~名作の女たち 芝浜と子別れ~」(11月26日19時、東京・深川江戸資料館小劇場)も初企画。女性の目線で落語の多様性を広げる人気落語家・林家つる子さんが代表的な二席を披露します。

朝日地球会議2025の詳細・参加申し込みは公式サイトから
<多様性をテーマにした主なセッション>(敬称略)
【リアル会場セッション】
10/24(金)19:00~20:00
◾️斎藤幸平の目に映る世界と日本 右傾化、ポピュリズムと脱成長
出演:斎藤幸平(東京大学大学院准教授)、真鍋弘樹(朝日新聞フォーラム編集長)
概要:各国で広がる右傾化と反移民のポピュリズム。終わりの見えない戦争。ドイツから帰国した哲学者の斎藤幸平氏が縦横無尽に語ります。欧州での生活を通じて目に映った世界、そして日本の実像とは。
【オンラインセッション】
10/31(金) いずれも正午から配信開始
◾️あなたは「見た目」とどう付き合う? ルッキズムを考える
出演:犬山紙子(イラストエッセイスト)、矢吹康夫(中京大学准教授)、伊木緑(朝日新聞社会部記者)
概要:SNSでは美容医療の情報があふれ、「美しさ」は画一化するばかり。心の中に巣くうルッキズムとどう戦えばいいのか。子どもたちがルッキズムに苦しむことなく生きていけるようにするために何を伝えればいいのでしょうか。議論します。

◾️「分断」をケアする:インドネシア文化から考える対話の未来
出演:朱喜哲(哲学者)、インドネシアの複合アート・コレクティブ、吉村千彰(朝日新聞デジタル企画報道部・Re:Ron編集部記者)=国際交流基金との連携セッション
概要:生成AIの登場が正解や正論を求める風潮に拍車をかけ、SNSは議論の勝ち負けを競う場と化していないでしょうか。インドネシアの当てどのない対話文化「ノンクロン」から、分断をケアする対話について探ります。
◾️音のない世界、音のないスポーツとは―デフリンピックで考える社会
出演:早瀬久美(デフアスリート〈自転車競技〉・薬剤師)、保科隼希(手話通訳士)、藤野隆晃(朝日新聞スポーツ部記者)、斉藤寛子(朝日新聞ブランド企画部主査)
概要:11月15日に東京などで開幕する聴覚障害者の国際スポーツ大会「デフリンピック」(朝日新聞社協賛)の日本代表選手が大会の魅力を伝えるとともに、誰もがどんなことにも挑戦できる社会を考えます。=手話通訳あり
※全てのオンラインセッションと東京ミッドタウン八重洲カンファレンス4階で開催するリアル会場セッションには日本語字幕が付きます
朝日地球会議2025の詳細、参加申し込みは公式サイトから
<イベント概要>
■イベント名
朝日地球会議2025「あなたと考える 激動の世界と地域の未来」
■日時・場所
リアル会場セッション:10月24日(金)~25日(土)
会場=東京ミッドタウン八重洲カンファレンス(東京駅地下直結、東京都中央区八重洲2-2-1)
※11月後半から配信を予定しています
※リアル会場参加申し込み締切:10月15日(水)17:00 応募者多数の場合、抽選
オンラインセッション:10月27日(月)~31日(金) 各日正午に配信開始
※2026年1月15日までオンデマンド視聴可能です
※朝日地球会議2025記念落語会「つる子の極み~名作の女たち 芝浜と子別れ~」の無料招待はセッションお申し込み後に届く完了メールの応募フォームから抽選にご参加ください
■参加費
無料
【お問い合わせ先】
朝日地球会議2025 事務局(有限会社フリースタイル内)
email:awf2025@freestyle2004.com