自然な髪質を「陰毛」のようと言われた米歌手、心ないコメントを批判「マジで言ってるの?」

自身のタイトなカールヘアに対する揶揄に反応。「成長しましょうよ」とソーシャルメディアで訴えた
第66回グラミー賞に参加したドージャ・キャットさん(2024年2月4日)
第66回グラミー賞に参加したドージャ・キャットさん(2024年2月4日)
Axelle/Bauer-Griffin via Getty Images

アメリカ出身ラッパーのドージャ・キャットさんが、自身の髪に対する心ないコメントを批判し、やめるよう訴えた。

ドージャ・キャットさんは3月30日、新曲「Masc」のカバーアートの一部をインスタグラムに投稿。

カバーアートは、ドージャ・キャットさんの4Cと呼ばれるタイトなカールヘアをクローズアップしたデザインになっている。

このカバーアートに対し、ソーシャルメディアには髪を揶揄するコメントが投稿されたという。

ポップクレイブによると、ドージャ・キャットさんはインスタライブで、自身の髪を「羊や陰毛、カーペット、ポップコーンみたいなもの」に例えるコメントを見たと述べ、やめてほしいと訴えた。

「私たちは前に進まなきゃいけない。前進しましょうよ。成長しよう。私はあなたにどうすべきなんて言えない。親じゃないんだから」

「4Cヘアの髪質を陰毛に例えるなんてしちゃいけない……マジで言ってるの?」

ドージャ・キャットさんの訴えに、「ドージャは100%正しいよ。黒人の4Cヘアになると、みんなとても奇妙なことを言う」「ドージャ・キャットの自然な髪は美しい」など、賛同の声がXに投稿されている。

SNSに「疲れ切った」

XXLマガジンによると、ドージャ・キャットさんは3月初めに、インスタグラムアカウントを停止すると発表した(投稿はその後削除されている)。

その理由を「ソーシャルメディア上での、自分に対する発言や扱いに疲れ切った」と説明していた。

「私はもう、(インスタグラムに)何にも感じていないので、止めるつもりです。自分の世話は自分でしてくださいね」

「ここでインスピレーションを見つけたり、クリエイティブな人たちを見るのが好きだけど、ちょっとひどすぎると感じています」

「ネットで人と話したり、人について書く時には気をつけてほしい。さようなら」

ドージャ・キャットさんの新曲「Masc」は4月5日にリリース予定だ。同曲は2023年9月に4枚目のアルバム「スカーレット」をリリースして以来、初めてのシングルになる。

ハフポストUS版の記事を翻訳しました。

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