NGT48 山口真帆さん暴行事件 「メンバーの関与なし」第三者委員会の調査を発表

調査書では、「メンバー12人が私的領域におけるファンとのつながりがあった」ことも報告された
山口真帆さん
山口真帆さん
AKSの公式サイトより

NGT48の山口真帆さんが2018年末、ファンの男性2人に暴行を受けた問題で、NGT48を運営するAKSは3月21日、第三者委員会による調査報告書を公式ホームページなどで公表した。報告書では、暴行は事実だったと認定しながらも「事件そのものにNGT48のメンバーが関与した事実はなかった」と、メンバーの事件への関与が否定された。

報告書によると、山口さんは2019年1月8日にSHOWROOOM上で自身の被害について公表し、9日にはTwitterで「事件に関わっていたメンバーがいる」との内容のツイートをした。

調査書では、メンバー送迎時の安全対策や居住地の管理が適切に行われていなかったことなど、AKSの運営上の問題を指摘。AKSは、「調査結果を厳粛に受け止め、指摘された不備を改善することに全力で取り組む」とした上で、ファンの男性2人(12月28日付けで不起訴処分)に対して民事上の法的措置を検討していることを公表した。

一方で、報告書ではメンバーと事件との直接的なつながりは否定。ただしメンバー12人が私的領域におけるファンとのつながりがあったことは報告された。この点に対してAKSは、「不適切」としながらも、組織運営に問題があったことを理由に、メンバーへの処分は行わない意向を明らかにした。

責任を問われるべきなのは、組織運営に問題があり、スタッフ及びメンバーに対して、事前に明確な基準を示して適切な指導ができていなかった当社であることから、今までの今までのNGT48内での私的領域におけるファンとのつながりを含め、風紀の乱れ全般は、今回は不問に致します。”

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