「火を付けられた上で感電死する」ほどの苦痛。「世界で最も猛毒な植物」がイギリスで展示

猛毒植物「ギンピーギンピー」は、茎や枝、葉などが全て細かい刺毛で覆われており、少し触れただけでも強烈な痛みをもたらすという。
「アニックガーデン」内の「ポイズンガーデン」の門
「アニックガーデン」内の「ポイズンガーデン」の門
Duncan Andison via Getty Images

イギリスの植物園で、「世界で最も猛毒な植物」がお披露目され、話題になっている。

ノーサンバーランド州にある植物園「アニックガーデン」に加わったのは、「火を付けられた上で感電死する」ほどの苦痛を与えるといわれる、オーストラリア原産の猛毒植物、イラクサ科の「ギンピーギンピー」だ。茎や枝、葉などが全て細かい刺毛で覆われており、少し触れただけでも強烈な痛みをもたらすという。

ギンピーギンピーは、植物園の中でも有毒植物を集めた「ポイズン・ガーデン」の中に、厳重に施錠されたガラスケースの中に展示されている。

この「ポイズン・ガーデン」のリード・ツアーガイドを務めるジョン・ノックス氏は、「細かい毛(針)には毒素が詰まっており、触ると長ければ1年の間皮膚内に残り、患部を触ったり水と触れたり、温度の変化などをきっかけに、体内に毒を放出し続けます」と同植物園の公式サイトで解説している。

「この小さな針は、一瞬でも触れると焼けるような感覚を感じ、その後20〜30分間それが強まり、数週間から数カ月も続きます。あまりの激痛に、自殺を引き起こす場合もあると言われています」

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