熊が標高2400mの湖を泳ぐ⇨県警が”目撃写真”を公開、「前代未聞で珍しい光景」。観光客に注意喚起

立山黒部アルペンルートの「みくりが池」。そこで泳ぐ熊が目撃されたと、富山県警が写真を公開しました。「熊出没注意!」「前代未聞」と注意を呼びかけています。
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naotto1 via Getty Images

立山黒部アルペンルートの中心地点にある「みくりが池」を熊が泳いでいたーー。

富山県警山岳警備隊は8月14日、公式X(@toyama_sangaku)に“現場写真”を投稿し、「熊出没注意!」「前代未聞」と注意を呼びかけている。

「まさか」「ネッシーかと思った」

富山県警はXで、「本日、室堂平の『みくりが池』を熊が泳ぐ姿も目撃されました」と、みくりが池をすーっと泳ぐ熊の写真を2枚公開した。

続けて、「前代未聞のめずらしい光景ですが、付近はたくさんの登山者や観光客が行き交う場所です。 決して撮影のために近づいたり刺激しないようにしてください」と呼びかけた。

立山町も14日、みくりが池付近(山岳地帯)で午前8時48分頃と午前10時20分頃、成獣のクマ1頭が目撃されていると注意喚起している

によると、みくりが池は立山黒部アルペンルートの観光や立山、立山連峰の縦走の拠点・室堂平(標高2450m)にある。

立山の火山爆発でできた火山湖で、池の周辺には富山県鳥の雷鳥も多く生育している。また、周囲のアップダウンも少なく、家族でゆっくり立山の雄大な姿を見ることができることで人気を集めている。

県警の投稿は話題になっており、「まさか!びっくりしました」「近いよ!人がいっぱい歩く遊歩道の目の前…」「ネッシーかと思ったら熊」「室堂平まで上がってくるのか」といった声が寄せられていた。

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