9月1日は防災の日。皆さんは災害時、トイレをどうしますか?
いざという時に備えて、3COINS(スリーコインズ。以下スリコ)の新商品「折りたたみ非常用トイレ」を使ってみました。断水時も水なしでOKの家庭用緊急トイレです。
想像以上に使い勝手が良く、ふだん使いできるアイデアも浮かんできました。
30秒で洋式トイレが完成!

このセットひとつで洋式トイレが簡単に作れる「折りたたみ非常用トイレ」。その実力を調査していきます。

セットには、折りたためるトイレ本体と収納用のバッグ、凝固剤やゴミ袋などの処理キット「家庭用緊急トイレ」5回分が入っています。

本体は白のトイレ部分とグレーの蓋つき便座の部分に分かれています。
トイレ部分の組立は、折りたたまれた4枚のパーツを開き、四隅の角をカチッと鳴るまで押し込むだけ。

トイレ部分に黒い袋をかぶせて、グレーの蓋つき便座を載せれば完成。何度か繰り返すと20~30秒で組立てられるようになりました。

大きさや重さは?

折りたたんだ状態での厚みは約11cm、タテの長さは約30cm、ヨコは約25㎝ありました。

組立てた状態で床から座面までの高さは約29cm。身長153㎝の筆者が座ってみましたが、ちょっと低いかなと感じる程度。座りにくさはあまり感じませんでした。
重さは約1.2kg。女性が片手で持つことも可能です。

トイレの処理キットはどんなものが入ってる?

トイレ本体に加え、処理キットとして、凝固剤、トイレに敷く袋、捨てる際に重ねるゴミ袋の3点がそれぞれ5回分入っていました。
この3点は「家庭用緊急トイレ50回分」(3080円)として別売りされています。

これらすべてが付属の収納バッグにすっぽり入り、コンパクトにまとまります。置き場所も取りません。
実際に凝固剤を使ってシミュレーションしてみた

厚生労働省によると、成人が1日に体外へ排出する尿や便は約1.6リットルとのこと。その分量の水を入れてみました。

水を入れて数分で凝固剤が膨らんで固まりました。ゼリー状になるので処理がしやすいです。便座の下に敷いた黒い袋を、空気を抜きながら縛ります。

黒い袋を白いゴミ袋に入れ、二重にして漏れを防ぎます。
トイレごみは各自治体のルールに従って処分しましょう。

備蓄ボックスとしてふだん使いできる

公式サイトによると、本体の耐荷重は100kgで丈夫な上、持ち手もあることから備蓄ボックスに活用してみました。
430mlのペットボトル6本、カップラーメン6個、缶詰3個、パックごはん8個、レトルトスープ10袋と、思った以上に大量の備蓄食材が入りました。
いざという時の備えに非常用トイレを
折り畳めばコンパクトで置き場所に困らず、組み立てると備蓄食材ボックスとしても活用できる、スリコの非常用トイレ。もしもの時のために備えるのにおすすめです。
防災グッズは買って終わりではなく、実際に使ってシミュレーションしてみることが大切。子どもでも組み立てられる簡単設計なので、家族みんなで組立てを体験し、置き場所を確認しておくとよいでしょう。
「《WEB限定商品》折りたたみ非常用トイレ」は、3COINS公式オンラインショップで販売中。価格は税込3,300円です。
※情報は執筆時のものです。価格が変動している場合や在庫切れしている場合、期間限定のため販売を終了している場合があります。