浮世絵師・葛飾北斎の代表作を子どもが「夜」のぬりえにしてみたら...「センスの塊」「ゴッホ×北斎だ」と12万「いいね」

幻想的な“夜の神奈川沖浪裏”が生まれました

作曲家の林ゆうき(@hayayu1231)さんがXに投稿した、子どものぬりえ作品が大きな注目を集めています。

林さんは、東京・京橋のCREATIVE MUSEUM TOKYOで開催中の『HOKUSAI-ぜんぶ、北斎のしわざでした。展』を訪れた際、葛飾北斎の代表作『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』をモチーフにした立体ぬりえキットを子どもたちへのお土産として購入。

このキットは、波などに凹凸がついたキャンバスに、絵の具や筆がセットになったもの。お子さんは色を塗り始め、「夜の海にしてみた!」と見せてくれたそうです。

それは青と黒が溶け合う夜空に金色の月が滲み、波がその光を跳ね返すようにうねる、幻想的な作品に仕上がっていました。

投稿には「センスと才能があふれてる!」「CDジャケットにしてほしい」といったコメントが寄せられたほか、「ゴッホの『星月夜』を思い出した」との声も。瞬く間に反響が広がり、12万件を超える「いいね」が集まりました。

林さんによると、お子さんは「絵を描くのは気が向いたときだけ」で、普段は林さんのスタジオの隅で遊びながら自由に筆を動かしているそうです。なお、コメント欄ではゴッホと北斎に触れる声が多く見られましたが、「どちらの画家も、本人はまだよく知らないようです」とのこと。林さんの祖父がふたりとも画家だったとのことで「もしかするとその血が流れているのかもしれません」と付け加えました。

林さんは2024年3月にも、当時8歳のお子さんの絵を投稿。こちらも印象的な夜の風景が描かれており、今回のぬりえ作品にも通じる鋭い感性で光を表現した作品です。