国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中のJAXA宇宙飛行士・油井亀美也さん(@Astro_Kimiya)が10月20日、「今話題のレモン彗星の撮影に挑戦してみました」とXを更新。宇宙空間から撮影した「レモン彗星」の写真を公開し、注目を集めています。
ISSからの写真には、地球の淡い緑色の大気光を背景に、夜空を横切るように伸びる彗星の尾がくっきりと写っています。
油井さんは「特殊な機材がないので、星の動きに合わせて手動でカメラを動かすのが難しかったです笑」「21日の地球最接近まで、もう少し明るくなってくれると良いですね」とコメント。
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さらに「悪天で観測出来なかった方は、まずは宇宙からの写真でお楽しみを!」と呼びかけました。
レモン彗星は、今年1月に米アリゾナ州のレモン山天文台で発見されたことにちなんで命名された彗星。前回の地球接近は約1300年前で、次回はおよそ1100年後と予想されており、10月21日、「一生に一度」のチャンスが到来します。
国立天文台によると、日本では11月2日ごろまでは日没後の西の空で観測のチャンスがあるものの、肉眼で見るにはやや暗い天体とされています。
地上からは見えにくいその姿を、宇宙から捉えた貴重なショットにSNSでは「彗星よく捉えられましたね‼️」「まさかの宇宙から見るレモン彗星!」「見たいと思っていたので、ありがとうございます😊」など、感動の声が寄せられています。
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