独自の「立体刺繍技法」でリアルに植物を再現。手作りの"生命の美"に感嘆の声

観る人の心を静かに揺さぶります

オフフープ®立体刺繍作家のPieniSieni(ピエニシエニ)さん(@kippermum)が投稿した作品が注目を集めています。

PieniSieniさんは、クリエイターが自身の作品や制作過程、日常の工夫を共有する際のハッシュタグ「#わたしのこだわり見てください」を添えて、精巧に表現したチューリップやマーガレット、パンジーなど植物の刺繍作品を投稿。花びらや葉脈は繊細な刺繍糸で一枚一枚丁寧に形作られ、束ねられた糸で表現された根はまるで大地の中で息づいているかのよう。静謐な美しさをたたえており、その精密さは植物標本を彷彿とさせます。

オフフープ®立体刺繍は、PieniSieniさんが考案した独自の技法で、刺繍枠(フープ)を使わずに立体的な造形を生み出すもの。裁断した土台に縁かがりを施し、その上から包み込むように刺繍を重ねることで、裁断面を見せずに自然な立体パーツを作り出せるのが特徴とのことです。

「立体刺繍はまだニッチな世界ですが、その可能性と楽しさをもっと多くの方に知ってもらいたい」と話すPieniSieniさん。モチーフに生命感を吹き込み、「ただ美しいだけでなく、生き物への畏敬の念を感じてもらえたら」と語っています。