大量の iPhone 5C (仮) テスト中写真、Pegatron 従業員がリーク?
「樹脂製筐体で安価な iPhone 5C」(仮) のリーク写真と称する画像がまたまた出てきました。中国版 Twitter こと Sina Weibo に写真を投稿したのは、製造元 Pegatron の従業員らしき人物。
ポリカーボネート製ボディになるとうわさされる iPhone 5C (仮) といえば、背面部品の自称リーク写真や、フライングで真似したコピーAndroidスマートフォンなど、存在も確認されていない製品にもかかわらずある意味見慣れた存在です。
今回の画像もそうしたコピー商品なのかそうでないのか判然としませんが、同じアカウントの Weibo プロフィールやこれまでの投稿を遡って見てゆくと、掲載した人物は Pegatron の上海工場で、7月なかばあたりから 新 iPhone の製造品質管理部門に配属されたとしています。
Pegatron は元々 ASUS の製造部門から独立した企業で、従来からアップルを含むさまざまなメーカーから製品の組み立てを請け負ってきました。
新製品について公式発表まで何も語らないアップルが、どこで製造するかまで事前に認めることはありえません。しかし Pegatron が今回の 新 iPhone を製造するらしいことについては、サプライヤ筋などからのうわさに加えて、中国の労働環境問題を調査する NGO団体の China Labor Watch が「安い iPhone を実現するため高い代償を払わされているのは従業員」的なスタンスで現場からの証言を公表するなど、意外なところからも補強材料が出てはいます。
なお、数十台の iPhone 5C (仮) が通電状態で並ぶ写真にはなにか異様な迫力がありますが、投稿者が品質管理部門の従業員を名乗るように、製造工程で品質を確認するため一部のサンプルを抜き出して実施するテスト中のものと思われます。そういえば以前にも、出荷された iOS デバイスが正常に起動せずテスト用のステータス画面しか表示されないのでサポート対応になった、といった報告はたまにありました。
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