中国・上海市で8月31日午前11時(日本時間正午)ごろ、北部の宝山区にある上海翁牌冷蔵実業の冷凍倉庫から液体アンモニアが漏れ出し、15人が死亡した。市政府の発表によると、26人が病院に運ばれ、このうち6人が重体。地元の警察・消防が事故原因を調べている。時事通信が伝えた。
ロイターによると、水産品の貿易、物流などを手掛ける企業の倉庫内でパイプから液体アンモニアが漏れたという。
NHKによると、国営の中国中央テレビは発生から4時間余りたったあと、現場からのリポートで「今も現場では異常な臭いがする」と伝え、周辺にガスの臭いが漂っていると指摘した。現場周辺の住民も鼻につく臭いや目やのどの痛みを感じたという。
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多数の警察や消防の車両が出動し、付近の道路を封鎖して救助活動に当たった。上海市トップの韓正・同市共産党委員会書記は、救援に全力を尽くすよう指示した。
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