インドのシン首相(81)は3日、5月までに実施される予定の総選挙後に首相を退任する意向を示した。与党国民会議派の首相候補として、ネール初代首相を輩出した名門ネール・ガンジー家の御曹司であるラフル・ガンジー党副総裁を推す考えを示した。
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シン氏は2004年に首相に就任して以来、首相の国民会議派を中心とする連立政権を率いてきた。退任表明は広く予想されていた。
シン首相は記者会見で、「数カ月内の総選挙後に、私は新しい首相にバトンを渡す」と表明。
国民会議派がガンジー氏(43)を首相候補として擁立するべきだとの考えを示し「ラフル・ガンジー氏は候補指名されるための立派な実績がある。われわれの党が適切な時期に決定を下すことを希望する」と述べた。
国民会議派は今月17日に幹部会議を開催する予定で、そのすぐ後に首相候補を公表するとみられている。
同党の首相候補は、世論調査で支持率トップとなっている野党インド人民党(BJP)のナレンドラ・モディ氏と対決することになる。
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昨年終盤に行われた国内3州とデリーの議会選挙で国民会議派は大敗した。
シン首相はまた、米ニューヨークのインド総領事館に務める外交官の逮捕に関し、インド政府は米国と良好な関係の維持に努めるとの立場を示した。
[ニューデリー 3日 ロイター]
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