ソチオリンピックは2月20日(日本時間)、ノルディック複合団体が行われる。12日に個人ノーマルヒルで銀メダルを獲得した渡部暁斗らが、最終種目に臨む。
ノルディック複合は、ジャンプとクロスカントリーを組み合わせた競技。選手は、ジャンプが得意、クロスカントリーで追い挙げるタイプなど、それぞれの個性に合わせて戦略を立てる。
先にジャンプを飛んでその得点差をタイムに換算し、1位の選手から後半のクロスカントリーをスタート。ゴールに到着した順番がそのまま順位になる。そのため、選手によってジャンプが得意な者、後半のクロカンで逆転する者と、得意とするパターンが違っている。
(THE PAGE「<ソチ五輪>ノルディック複合団体チームが明かしたメダル戦略」より 2013 4/02/08 19:57)
日本は「ジャンプ重視」でメダルを狙う戦略を立てていたが、キャプテンの加藤大平が18日の複合個人ラージヒルで負傷し、代わりに湊祐介が出場することになった。湊は、クロスカントリーを得意としているが、ジャンプには不安が残る。
加藤は典型的な飛躍型の選手で、ワールドカップの表彰台には、3位で2度上がっている。代わりに出場するのは、距離を得意とする湊祐介(東京美装)。2009年世界選手権では優勝に大きく貢献している。
ただ、湊は飛躍の助走姿勢が安定せず、五輪期間中の公式練習で飛んだ17回で1回もK点を越えていない。一長一短のある2人の交代は、前半飛躍でリードしたい日本には痛手だ。
(時事ドットコム「翼奪われた日本=痛い加藤の離脱-複合団体〔五輪・ノルディック複合〕」より 2014/02/19 04:17)
しかし出場するメンバーは、キャプテンにメダルを届けるつもりだと意気込む。最年長の永井秀昭は以下のように抱負を語った。
最年長の永井は「大平の悔しい思いも背負って日本チームの力を見せる」と気合十分。渡部善斗、湊も思いは同じだ。
(スポニチ「渡部暁“団体一丸”欠場の主将・加藤にメダルを!」より 2014/02/20 05:30)
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