違法にサンゴ漁をしたとして、船長が逮捕された中国漁船(中央)=第3管区海上保安本部提供
伊豆諸島の鳥島近海でサンゴの密漁をしたとして、第3管区海上保安本部は12月21日、中国漁船の船長、林兵(リンビン)容疑者を外国人漁業規制法違反(領海内操業)容疑で現行犯逮捕した。相次ぐ密漁を受けた法改正により、同罪の罰金の上限が400万円から3000万円に引き上げられて以降初めての逮捕者となった。
毎日新聞などによると、逮捕容疑は12月21日午前0時45分ごろ、鳥島の北西約6キロの領海内で違法操業していたという。海保は逃走した船を約100キロにわたって追跡、約12時間後に停船させた。巡視船から海上保安官が乗り移って船を停止させ、船長を逮捕した。
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朝日新聞デジタルによると、林容疑者は容疑を認めているが、船上にサンゴは見当たらなかったという。同部は残る船員10人とともに船を横浜港まで運んで調べる方針だ。
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