世界3大映画祭の一つである第65回ベルリン国際映画祭の授賞式が2月14日に行われ、新設されたアウディ短編賞にはフランス在住の瀬戸桃子監督の「プラネットΣ(シグマ)」が受賞した。産経ニュースなどが報じた。
「プラネットΣ」は約12分間の短編映画。氷に閉ざされた星で地下火山が噴火し、新たな生命が始まる様子を精緻でスロー映像で描き出している。瀬戸さんが手掛ける「プラネット」シリーズの第3作目。
瀬戸さんは1980年、東京生まれ。仏南部マルセイユの国立美術大学・映像科の修士課程修了。2011年に発表した「プラネットZ」は世界の100以上の映画祭で受賞や上映された。
(ベルリン映画祭、イラン監督に最高賞 短編で瀬戸監督も受賞 - 産経ニュース 2015/02/15 08:07)
コンペティション部門の最高賞「金熊賞」にはイランのジャファル・パナヒ監督の「タクシー」が選ばれた。コンペ部門に出品のSABU監督「天の茶助」は受賞を逃した。
パナヒ監督は2010年、反政府運動を支持したとして映画製作や出国を20年間禁じる判決を受けた。作品は、首都テヘランで自らタクシー運転手となり、乗り込んでくる人々の率直な話をドキュメンタリー風につづったもの。パナヒ監督は出国が許されておらず、授賞式に出席できなかった。トロフィーは映画に出演した姪が受け取った。
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