リブロ本店がテナントを構える西武百貨店池袋本店と、池袋駅周辺
中堅書店チェーンのリブロが3月4日、東京・池袋の西武百貨店池袋本店内にある「リブロ池袋本店」を7月末までに閉店することを明らかにした。入居契約が満了となるためという。毎日新聞などが報じた。
リブロは1985年、西武百貨店の書籍事業部を分離して設立された。芸術、文学など人文系を中心に棚ぞろえには定評があり、ニューアカデミズムの聖地などと呼ばれた。セゾングループ創業者・堤清二氏が主導したセゾン文化を体現した。
97年にジュンク堂がオープンするまでは売り場面積が池袋では最大といわれた。03年にパルコから株式を取得した日販の子会社となった。
(リブロ池袋:6月閉店…セゾン文化体現、ニューアカの聖地 - 毎日新聞 2015/03/04 07:30)
リブロは池袋を候補として代替店舗を探しているが、移転先は未定という。
ニューアカデミズムとは「ニューアカ」と略され、1980年代の初頭に日本で起こった人文科学や社会科学の領域における流行、潮流のこと。浅田彰さんや中沢新一さんたちが活躍した。
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