天皇賞・春、レインボーラインが悲願のG1初勝利 レース直後に異変、右前足を痛めたか?

痛がる様子を見せたため、岩田騎手はすぐ下馬した。
第157回天皇賞・春で優勝したレインボーライン(右)。騎手は岩田康誠=4月29日、京都競馬場
第157回天皇賞・春で優勝したレインボーライン(右)。騎手は岩田康誠=4月29日、京都競馬場
時事通信社

天皇賞・春は4月29日、京都競馬場で行われ、レインボーラインが悲願のG1初勝利を収めた。最後の直線で差しきった。2着にシュヴァルグラン。3着にクリンチャーが入った。

しかし、レース直後、レインボーラインは右前脚を痛めた模様で、苦しそうに歩いていた。岩田康誠騎手もゴール直後に下馬。ウイニングランは行われなかった。

岩田騎手はレース後のインタビューで、次のように語った。

「(勝利して)うれしいことはうれしいんですけどね、ちょっと、心配というか...。ゴールを過ぎて歩様がアッと思ったんで、すぐ下馬しました」「これだけ距離も走っていますし、痛そうだったんで...」

岩田騎手は、レース展開については、「出入りの忙しい競馬だったんですけども、うまいこと対応してくれたと思います」。最後の直線については、「脚はちゃんと持ってるんで、なんとか応えてくれるんじゃないかと思いました」と話した。

JRAによると、レインボーラインは「牡馬としては小柄なタイプ」で、「パドックでもあまり目立たないが、古馬になって落ち着きは出てきている。折り合い重視の脚質のため、展開に左右されやすい面はあるが、はまったときの破壊力は今回の出走馬の中でも上位の存在」だという。

ネット上には、レインボーラインの状況を気遣う声が数多く出ている。今後について、岩田騎手は「ホントに無事でね、次も出走できればいいなと思います」と願っていた。

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