"正月太り"は仕方ない? 世界中のみんなが悩んでた(調査結果)

もし、あなたが“休日太り”が気になるなら、頭に入れておくと良いことがある。
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多くの文化で休日太りが存在する

もし、あなたが“休日太り”が気になるなら、頭に入れておくと良いことがある。ドイツ、アメリカ、日本が共同で行った研究によると、祝日行事による体重の増加は、世界中でほぼ共通するようだ。

研究者らは、1年を通して異なる時期にある各国それぞれの祝祭日のタイミングで、3カ国の国民の体重が増えていることを明らかにした。この“休日太り”は、自分たちの国だけかと思っていた人たちには驚きだろう。

3カ国に共通する特徴は、クリスマスから年末年始にかけての休暇だった。クリスマス後10日間で、3カ国グループの平均体重の増加は最も顕著だった。アメリカ人は平均0.6キロ、ドイツ人は0.8キロ、日本人は0.5キロ(1.1ポンド)増加した。

しかし、この研究によると、アメリカ人は10月の感謝祭のときに体重が増え、ドイツ人は同様に3月頃の復活祭のときに太ることがわかったという。日本人は、5月のゴールデンウィーク後に体重の増加が見られた。

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3カ国とも休日後に体重が増加している(c)NEW ENGLAND JOURNAL OF MEDICINE

「研究者らがこの3カ国を選んだ理由は、それぞれが異なる大陸にあるからだ」と共同研究者でフィンランドのタンペレ工科大学博士研究員のエリナ・ヘランダー氏は述べた。

この研究には、この3カ国から3000人が参加。ワイヤレスのデジタル測定器を与えて、2012年8月1日から1年間、毎日体重を記録した。次に研究者らは、参加者らの体重の変化を研究スタート時の体重と比較した。

研究者らの最も興味深い発見は、参加者は休日に増えた体重の約半分を、すぐに減らしたが、残りの半分は、夏やさらに先まで減らさなかったことである。

もちろん、季節的な体重変動も関係しているだろう。いくつかの研究は、多くの人は冬に運動量が低下し、食事量は増えることを明らかにしている。しかし研究者らは、この研究の中で、少なくともいくつかの体重増加は、とくに休日が関係していると述べた。

「休日はより急激な増加に、季節的な体重増はゆるやかな増加傾向に関係しています」とヘランダーはハフポストUS版に述べた。つまり、休暇によって体重は急上昇し、季節間の体重変化はよりゆっくりと変動しているのだ。

この研究によると、休日の体重増はほぼどこででも起こることだ。とはいえ、これに落胆する必要はない。この結果を生かして、次にお祝いムードがあるとき食事についてより注意深くなってみよう。

ハフポストUS版に掲載されたものを翻訳・編集しました。

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5 Drinks To Help Fight Aging
コーヒー(01 of05)
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毎朝、目を覚ますために飲むコーヒーですが、これは単なるドリンクではありません。カップ1杯の良質のコーヒーには、老化防止のための抗酸化物質が含まれます。またパーキンソン病、うつ病、2型糖尿病など、いくつかの病気にも効果があるとされています。研究によると、コーヒーの摂取量と基底細胞がん (皮膚癌の中ではもっとも多いものの一つ) のリスク低下と関係あることが明らかになっています。\n\n別の研究では、適度なコーヒーの摂取 (1日に3杯程度)は、高齢者のアルツハイマー病のリスクを低減させ、少なくとも遅らせる効果があることが発見されました。 (credit:Jupiterimages via Getty Images)
赤ワイン(02 of05)
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赤ワインは、年を経るごとに美味しくなる、とよく言われますが、人の身体にも同じ作用があるとわかりました。赤ワインには、ポリフェノールと呼ばれる抗酸化物質が含まれており、血管の老化や動脈硬化を防止する作用があります。とくに、レスベラトロールと呼ばれるポリフェノールが注目を浴びています。これは悪性コレステロールの減少に効果があり、「赤ワインが心臓によい」といわれるのはそのためです。ただし、赤ワインを飲む習慣のない人が、この効用のために、すぐに(ワインを)飲みはじめることは賢明ではない、と医師は強調しています。そして、ワインを飲む習慣がある人でも、適切な量を摂取にすることが大切です。\n\n赤ワインは老化防止の観点からも、いくつかの利点があります。医学健康科学センター「テキサスA&M」の研究では、赤ワインに含まれるレスベラトールは、学習力や記憶力の改善にも役立つことが発見されました。\n\nまたコロンビア大学の研究によると、赤ワインは太陽光線に含まれる有害な紫外線を防すため、皮膚がんの防止に効果がある、といわれています。 (credit:James Braund via Getty Images)
ザクロジュース(03 of05)
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ザクロジュースは、単に酸っぱくて美味しいだけではなく、抗酸化物質がたっぷり含まれています。ザクロの実そのものは食べにくいですが、ザクロジュースはスーパーなどで手に入れることができます。ザクロジュースには、ポリフェノールなどの抗酸化物質が含まれており、その点、果実ジュースのなかではヘルシーなジュースといえるでしょう。\n\nさらに2011年に発表されたスペインの研究では、このドリンクは、その酸化作用によってDNAの損傷を遅らせることができるという。実験の対象者には、ザクロのエキスが錠剤で与えられたのですが、わずか30日間で老化の原因となる細胞損傷の減少が見られました。\n\nまたザクロジュースは、ビタミンCの摂取源としても最適です。ビタミンCは、皮膚のコラーゲンの生成に重要な役割を果たすだけでなく、太陽光による皮膚の損傷を防ぎ修復する効果があります。\n\nこれらのジュースを飲むときに忘れてはならないのは、その表示を見て、砂糖やその他の添加物が多すぎないものを選ぶことです。ザクロは、他の薬との相互作用があるケースもあるので医師に確認してください。 (credit:villagemoon via Getty Images)
お茶(04 of05)
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たとえコーヒーが嫌いな人でも、心配はいりません。お茶もまた、老化防止の効用を多く備えています。\n\n緑茶には、多量のポリフェノールが含まれていて、老化防止に大きな効果があります。\n\n緑茶に含まれる多量のポリフェノールが、細胞の損傷や老化と戦ってくれます。研究によると、高血圧、高コレステロール、それに骨粗鬆症など、いくつかの疾病を防ぐ効果が報告されています。ある研究では、緑茶に含まれるEGCG(没食子酸エピガロカテキン)と呼ばれるポリフェノールには、死にかけた皮膚細胞を回復させる効果があることも報告されています。\n\nその他、お茶には老化防止の抗酸化物質が豊富に含まれています。とくに白茶は、コラーゲンやエラスチンの破壊を遅らせ、皮膚の老化防止に役立つことが明らかにされています。 (credit:StockImageGroup via Getty Images)
アロエベラ(05 of05)
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アロエベラには清涼効果があるとされており、日焼けや皮膚の炎症などによく使用されます。抗酸化物質であるビタミンA、C、E が豊富に含まれていて、抗炎症薬としての効果が期待できます。外傷の治傷にも効果があるとされており、皮膚繊維を強くする作用があるとされています。\n\n45歳以上の女性を対象に行われた研究では、液体状のアロエベラをサプリメントとして服用した女性は、わずか90日で皮膚のハリやシワに効果があったことを報告されています。 (credit:utah778 via Getty Images)


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