PRESENTED BY SK-II

空気読み過ぎな「凪のお暇」が浮かび上がらせた、人生の「タイムライン」にとって重要なものとは。周囲のプレッシャーから解放される日は来るのか

結婚や出産、女性たちは日々、それにまるで期限があるかの様に突きつけられている。そんな社会からのプレッシャーをなくし、自分たちの「タイムライン(人生)」に葛藤を覚えながらも、それを描くのは自分自身であるというメッセージをこめたキャンペーンに、SK-Ⅱが取り組んでいる。
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「結婚はまだ?」「子どもは作らないの?」「もういい年なんだから」……。そんなプレッシャーに、女性たちは日々さらされている。

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SK-Ⅱ

そんな彼女たちを応援しようと、スキンケアブランドSKⅡは、動画作品「タイムライン」を作った。

東京、ニューヨーク、上海、ソウルの4都市で4人の女性に出会い、進んでいくストーリーは、彼女たちが自分の意に反して、社会や身内から結婚を迫られ、自分らしくいることの大切さと共に難しさも描かれている。

「運命を、変えよう。~#changedestiny~」のブランドテーマのもと、様々なキャンペーンを展開してきたSK-Ⅱ。「運命は自らの意志によって切り拓くことができる」と信じ、世界中の女性が新たな一歩を踏み出す勇気を後押しするのが狙いだ。

動画に登場する人たちと同じように、お仕着せのタイムラインに苦しむ女性を描いた漫画が今、注目を集めている。

「凪(なぎ)のお暇(いとま)」だ。主人公の女性、大島凪は28歳のOL。「空気」を読み過ぎて自分を見失った凪は社会からフェードアウトすることを決意し、自分らしい幸せとは何かを模索していく物語だ。 

倉持佳代子・京都国際マンガミュージアム研究員に作品の魅力について解説してもらいながら、今回のSK-Ⅱが発信した「人生のタイムラインを描くのはあなた自身」というメッセージとその「タイムライン」について考えたい。

「幸せ=結婚」それが私たちのタイムライン?

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YUKIKO OGA/HUFFPOST JAPAN
倉持佳代子さん

── 「凪のお暇」が社会現象を巻き起こしています。人気の理由はどこにあるのでしょうか。

少女漫画は反骨精神から生まれた作品も多く、それぞれの時代を象徴しています。

例えば池田理代子先生の「ベルサイユのばら」では、男装して革命に加わる女性、オスカルという人物が登場しますが、これは、女性の自立を描く一方で、女性が社会で活躍するには「男」になるしかなかった当時の日本社会を象徴しています。

少女漫画はあらゆるテーマに挑戦する中の一つの王道、定型として、どんな困難にも負けず立ち向かう強い主人公と、そして同時にそんな自分を全部肯定してくれる男性の存在、つまり「運命の王子様」と出会い、結ばれることを描いてきました。

女性のタイムラインというくくりで見たときに、少女漫画は本来女性を解放し、自立や成長をうながしてきた一方で、「幸せの形とはこういうものだ」というメッセージを私たち読者に示してきたことにもなります。

ところが、「凪のお暇」はそれに当てはまらない。物語は「大きな困難」からまず逃げることから始まります。「立ち向かう」のではなく、「自分自身を見つめ直す」。完結していないので断言はできませんが、誰かに決められるのではなく、主人公の女性は自分なりの幸せを探そうとしています。王子様によって主人公の幸せが結実するのではない、と提示していくのではないかと考えています。

とても現代の漫画らしく、今を生きる女性たちの想いが反映された、いい意味で期待を裏切り続ける内容になっています。それが人気の秘けつだと思います。

── 凪は空気を読みすぎて生きていく呪縛から逃れましたが、実際の世界ではなかなかそう断ち切れずに、自分らしいタイムラインと求められるタイムラインのギャップに悩む女性は多そうですね。

多いと思いますね。それは漫画作品に対する女性読者の反応からもみてとれます。例えばこんなエピソードがあります。

1990年代に大ヒットした少女漫画「ママレード・ボーイ」があって、最終的には2人の男女が結ばれるというハッピーエンドを迎えたんです。

ところが約20年後に作られた続編で、2人は事実婚状態だったことが明かされると、たくさんの読者から「正式に結婚していないことにショックを受けた」という反応があったそうです。幸せのゴールを「結婚」というはっきりとした形で見たい読者が多いんだなと思いました。

それは未だに「幸せ=結婚すること」という価値観に縛られているということを象徴している様に思われます。

固定概念はあらゆるものが蓄積しつくられていくものですが、例えば少女漫画はこれまで、「女性の幸せとはこうだ」と強く打ち出しすぎた気がします。

女性を励ます存在といういい面もあったかもしれませんが、それによって、ステレオタイプの幸せや、結婚の期限を、社会や周囲からのプレッシャーとして女性に押し付ける風潮を後押しすることにも、もしかしたらつながったのかも知れません。

結婚にとらわれない、それぞれの幸せの形を見つけている象徴的な登場人物

── 「凪のお暇」には、独り身だけど映画が好きな吉永のおばあさんや、シングルマザーの母娘など、現代を象徴するようなキャラクターが登場しますね。

作品の中では、吉永さんはずっと独り身の寂しい女性として描かれていますが、凪は当初、それを見て「ああはなりたくない」と思っていたんですよね。

でも、吉永さんにとってみれば、すごく豊かな自分らしい暮らしをしていた。映画が大好きで、一人暮らしの部屋はまるでシアタールーム。映画を楽しみながら、チョコレートとナッツをつけたパンの「耳」を食べる。彼女の人生のタイムラインにおいて大切なことを、周囲に惑わされることなく当たり前のように出来る姿が描かれています。

凪もやがて自分の浅はかさに気づき、「自分を縛っているのは自分かもしれない」と悟る。

これに限らず、「凪のお暇」では、「自分自身の幸せ、すなわち自分が描くタイムラインは周りの尺度と一致しなくてもいい」と気づかせるエピソードがたくさん登場してきますね。

プレッシャーを与える家族もまた、時代の固定概念に縛られていた?

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SK-Ⅱ

── 凪は母親から様々なプレッシャーを受けるのですが、SK-Ⅱのキャンペーン動画でも、ファッションバイヤーとして活躍する27歳の女性・舞菜さんが、祖母や母親から結婚に対しての価値観の違いや、社会からのプレッシャーに悩むシーンが登場します。

親からのプレッシャーというのが、ある意味一番厄介だと思います。というのも、子どもだって親の期待に応えたいと思うからです。

親が孫の顔を見たいと思うことはいけないことではないし、それに対してできれば応えたいと思う子の親孝行な気持ちだって否定されるものではりませんよね。でも、問題は子どもがそれを意識しすぎて、周囲のプレッシャーだけでなく、自らプレッシャーをかけてしまうということです。

それは「凪のお暇」でも描かれていて、凪にとって、母親は「こうあって欲しい」と願い、最後まで縛っている存在なんですね。とてもリアルだなと思いました。

しかもこの作品が深いのは、母親もまたその世代に存在する固定概念がもたらす「タイムライン」に縛られてきたことをうかがわせる描写があることです。女性たちが世代をまたいで、タイムラインを押し付けられてきたことが表現されていると言えます。

でも、私は仕事でこれをやりたいと強く願う目標があった。それを叶えられたので、周りの「タイムライン」に無理に乗らなくてよかった、と感じています。私の場合、あの時それに集中できたからこそ、ようやく結婚も含めた自分の納得する生き方を見つけられた気がします。

 

自分なりの価値観、幸福感を追求していくことが、結局は人生の幸せにつながるのだと思います。

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SK-Ⅱ

“今”を生きる女性たちのリアル―人生の「タイムライン」は私が描く

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SK-Ⅱ

自分ではない誰かが決めたタイムラインではなく、新しい時代に生き、自分らしい求める幸せと共に夢に向かって自らのタイムラインを描きたいと願う女性たちは、結婚を始めとしたステレオタイプの人生や、社会、周囲からのプレッシャーとどう向き合っているのか。

東京をはじめ、世界4都市を舞台に4人の女性のリアルに迫るSK-Ⅱのドキュメンタリーシリーズ「タイムライン」。

国も文化も違えども、同様の悩みと同時に自分らしくあることの信念を持った4人のストーリーを通して運命は決められたものではなく、自らの意志によって切り拓けるものであり、タイムラインを描くのは他の誰でもない“自分自身”だということをぜひ感じてもらいたい。

SK-Ⅱの公式サイトはこちら