2輪レーサーのジョン・マクギネス選手は、数々の危険なサーキットを走破し、死亡事故の少なくないマン島TTレースでも何度も優勝を果たしている。今回ご紹介する映像では、スネフェル・マウンテンの曲がりくねった走路ではなく、マカオGPで使用される極端に狭い公道コースに挑戦。
このサーキットは、言ってみればモナコ市街地コースの中国版だ。映像をご覧いただくと分かるように、バイクが横に2台並ぶのがやっと、という箇所がいくつもある。閉所恐怖症の人を脅かすようなこのレイアウトは、難関コースとして有名なだけでなく、痛ましい事故も度々引き起こしている。
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マクギネス選手はホンダ「CBR1000RR」"ファイアーブレード"にカメラを搭載し、視聴者のためにコースを案内してくれるのだが、壁で肩を擦りそうな場面が何度もあり、このコースがいかに狭いかを感じ取れる。恐ろしくて、また非常に面白そうなコースだ。
彼のテクニックをもっと見たいという方は、夜のル・マンを駆けるこちらの映像もどうぞ。マクギネス選手は2015年にマン島でTT ゼロチャレンジ・クラス(CO2を排出しない動力を持つクラス)のラップレコードを更新し、見事同クラスで2連覇を果たしている。今年のマン島のレースも楽しみだ。
By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー
(2016年4月12日AutoBlog日本版「【ビデオ】マカオGPコースで壁ギリギリを攻めるジョン・マクギネス選手の走りを体感!」より転載)
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