2009年6月25日に急死した、マイケル・ジャクソンのニューアルバムが5月14日に発売されます......と、このタイミングで流すといかにもエイプリルフールのネタのようですが、ジョークではないようです。
というのも、リリースに書かれた発表日が現地時間の3月31日であり、そしてiTunes Music Storeでは既に予約が開始されているため。iTunesでの価格はデラックス・エディション(後述)で2000円です。
アルバム名は「XSCAPE」、これを報じたソニーミュージックのツイート(これも3月31日付けです)によると、読み方は「エクスケープ」となるようです。
ミュージシャンの死後に発表されるアルバムとしては、リマスタリングを施したベスト盤的なタイトルもありますが、XSCAPEは8つの未発表曲で構成された新アルバムです。エピックレコード会長のL.A.リードは、マイケルの資産管理団体との間に、死後40年間に残した楽曲のリリースに関する長期契約を結んでおり、今回のアルバムはこれに基づいたもの。
リードプロデューサーはティンバランド。そのほかのプロデューサーも、ロドニー・ジャーキンス、スターゲイト、Jロックことジェローム・ハーモンとジョン・マクレーンと、マイケルのアルバムらしく一流の面々が顔を揃えます。
アルバムの構成としては、スタンタード・エディションに加え、新曲の元となったマイケルのオリジナル・レコーディング素材8曲も追加収録されたデラックス・エディションの2バージョンとなります。なお、実際の曲名などに関しては、現時点での発表はなし。公式サイトでは「詳細な続報は今後数週間のうちに明らかにする」と報じています。
マイケルの未発表曲といえば、ソニーのスマートフォンXperia Z2のCMで、未発表曲「Slave To The Rhythm」が使われていたことが話題になりましたが、この曲も収録されるのかが気になるところ。
4月1日寸前というタイミングで、というのはちょっと狙いすぎのような気もしますが、手の込んだジョーク好きとしても知られるマイケルのアルバム発表には、ある意味で好適のタイミングかもしれません。なによりマイケルファンにとって、新曲が聴けるというのは嬉しいニュースでしょう。
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(2014年4月1日Engadget日本版「マイケル・ジャクソンの新アルバム「XSCAPE」が5月14日に発売。iTunesで予約受付中」より転載)