パリ五輪陸上の試合で、カメラを持った撮影スタッフがトラックに迷い込み、ランナーの邪魔をするハプニングが発生した。
驚くような光景が繰り広げられたのは、8月7日に行われた陸上男子5000メートルの予選だ。
予選2組のレース中に、ぼんやりした様子でトラックを歩いていた撮影スタッフの一人が走ってきた選手の一段と交差。選手の集団は、撮影スタッフの周囲を避けるように走らざるをえなくなっている。
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デイリーエクスプレスによると、BBCの解説者ポーラ・ラドクリフ氏は「カメラが邪魔になっていなければ、選手たちはペースを上げようとする場面です。だけど、それはできなさそうですね?」とコメントした。
思わぬ事態に選手たちはペースをかき乱されたようだ。デイリー・メールによると、予選2組を制したノルウェーのヤコブ・インゲブリクトセン選手は競技後に「素人の行動だ」と怒りをあらわにした。
「オリンピックであってはならないことです。私は前方にいたので何かが起きているのかわかったのですが、かなり大きなカメラ装置を持っていました。撮影スタッフはすぐに気づいたようでしたが、(選手は)かなりのダメージを被りました。レースが台無しになった人もいます」
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ソーシャルメディアでも、「レースの障害になっている」「何てことをしたんだ」などの非難の声が投稿された。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。