東京の大規模接種センターの予約枠、募集していた約8万件が埋まる。64歳以下の予約開始から2日間で

「キャンセルが出た場合は、都度予約枠が解放されます」と防衛省は説明しています。
18~64歳も対象にした接種が始まった自衛隊運営の新型コロナウイルスワクチン大規模接種センター=6月17日午前、東京都千代田区
18~64歳も対象にした接種が始まった自衛隊運営の新型コロナウイルスワクチン大規模接種センター=6月17日午前、東京都千代田区
時事通信社

自衛隊が運営する新型コロナワクチンの大規模接種センターの東京会場で、6月27日までの予約枠が埋まったと、防衛省が17日午後3時すぎに発表した。15日午後5時時点では約8万件の予約枠が残っていたが、64歳以下の予約を受け付けてから約2日間で予約が埋まった格好だ。

大阪会場は約1万8000件が残っているという。

■65歳以上に限定したときは、予約枠が大量に残っていたが……

東京と大阪の2カ所にある大規模接種センターは、5月24日から自衛隊が運営を開始した。当初は、首都圏と関西の計7都府県の65歳以上を対象としていたが、予約枠が大量に残ったことで、ワクチンの有効活用が課題となっていた。

6月16日〜27日の予約枠は、東京で8万5232件、大阪で3万2855件が残っていた(15日午後5時時点)。そこで、自治体から届いた接種券を持つ18歳から64歳の人も16日午前0時から予約可能になり、17日から接種を受けられるようになっていた。

■予約枠が埋まっても「キャンセルが出た場合は都度解放」

大規模接種センターの予約サイトでは「28日以降は、基本的に2回目を接種する方の期間であるため、1回目接種の予約枠は非常に少なくなります」として、1回目の接種を希望する人には、27日までの日程で予約を取るように促していた。

ただし、予約が埋まった分についても「キャンセルが出た場合は、都度予約枠が解放されます」と説明している。

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