
高級ファッションブランドのルイ・ヴィトンとアーティストの村上隆が、10月25日、国際的なアートフェア「アート・バーゼル・パリ 2025」で、コラボレーションバッグシリーズを発表しました。
両者は公式SNSで展示されているバッグの写真や動画を投稿。
ルイ・ヴィトンのアイコニックなバッグ「カプシーヌ」を村上隆のモチーフと組み合わせ、万華鏡のように再解釈した11作品が取り上げられています。
注目したいのが、村上隆のキノコのモチーフが100個を超える樹脂となり、鏡面仕上げされたバッグに手縫いされていく動画。
『カプシーヌ ミニ マッシュルーム』と名付けられたこのバッグは、色も形も様々なキノコがところ狭しとバッグを覆い尽くしています。
ルイ・ヴィトンはこの作品について、「村上隆の作品を鮮やかな3Dで表現し、まばゆいばかりの夢のような森を作り出しています」とコメントしています。
作品を見た海外の人からは、「これはまさに芸術作品。そのディテールと職人技はまさに天才的」「こんなに美しく、興味深い作品を生み出すことができるなんて、なんて素晴らしい才能の持ち主なのでしょう」などと感想が寄せられています。
ルイ・ヴィトンと村上隆のコラボは2002年に遡る。
アート・バーゼル・パリは、ルイ・ヴィトンと村上隆のコラボレーションの起源は2002年に遡ると紹介。
当時、ルイ・ヴィトンのアーティスティック・ディレクターを務めていたマーク・ジェイコブスがモノグラム・キャンバスを33色で再解釈することを提案したことから生まれたと解説しています。
この時から20年を経た2024年12月、両者はリエディション「LOUIS VUITTON × MURAKAMI」を発表しています。
【画像】「天才的!」と世界が驚いたバッグ
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