【衝撃動画あり】「ネットで買った商品から火が…」事業者不明の事故が多い商品ワースト10は? リスクの高い非純正品を見分ける4つのポイント

国の機関が10年間のデータを分析してわかった、ネットで購入した「事業者不明」の事故が多い商品ワースト10と、リスクの高い非純正品を見分ける4つのポイントを紹介します。
HuffPost Japan

ネット通販で商品を気軽に手に取ることができるようになりましたが、国の機関が10年間のデータを分析した結果、ネット購入品による事故が増加傾向にありました。6月に発行された独立行政法人国民生活センターの小冊子から、「事業者不明」の事故が多い商品ワースト10を紹介します。

ネット購入した「事業者不明」の事故が多い商品ワースト10

ネット購入品で事業者不明の事故上位10製品は、以下の通り。
 
ーーー

10位:パソコン周辺機器

9位:パソコン

8位:イヤホン

7位:電気ファンヒーター

6位:扇風機

4位(同率):充電器、電気掃除機

3位:照明器具

2位:ガストーチ

1位:バッテリー

ネット購入品の事故で事業者不明の件数の多い上位10製品(2014〜2023年)
ネット購入品の事故で事業者不明の件数の多い上位10製品(2014〜2023年)
独立行政法人製品評価技術基盤機構

バッテリー発火事故が最多

上記のグラフでは、ネット購入品による事故のうち、販売元が海外であった等の理由により、製造輸入事業者が特定できなかった「事業者不明」の事故が多い製品と、「事業者判明」の事故件数を合わせて紹介しています。
事故が多い商品のなかで突出して事故が多いのはバッテリー。小冊子には、ネット購入品の電動工具用バッテリーを充電中に、バッテリー付近から出火し、周辺を焼損したという事故や、電気アシスト自転車用非純正バッテリーの事故などの例が紹介されています。

ガストーチの事故の具体例は?

 
また、2番目に多かったのは、調理やアウトドアで便利なガスバーナー、いわゆる「ガストーチ」です。取付不良で漏れたガスに引火したり、カセットボンベを大きく傾けた状態で点火したため、ガストーチから生ガスが噴き出て、異常燃焼となった事故がありました。
ガストーチの使用用途例とガズ漏れして引火した再現映像
ガストーチの使用用途例とガズ漏れして引火した再現映像
独立行政法人製品評価技術基盤機構

【絶対チェック】ネット購入で失敗したくない! リスクの高い非純正品を見分ける4つのポイント


製品評価技術基盤機構(NITE)は、リスクの高い非純正品を見分ける4つのポイントについても紹介しています。
 

1. 異常に安い商品ではないか確認しましょう

他の商品と比べて極端に安い場合は、安全のための保護回路が省略されてたり、安全性のテストが不十分だったりする可能性があります。

2.販売元の信頼性をしっかり確認

ウェブサイトの商品説明ページが変な日本語になっていないか、メーカー名の記載がなかったりしないか確認しましょう。
 
また、問い合わせ先が実下剤しているのか、日本語で対応が可能かも確認しましょう。不具合があった際に、日本語で対応できなかったり、連絡がつかなかったりするケースが実際に発生しています。

3.PSEマーク等のPSマークと事業者名をチェック

モバイルバッテリーなど、電気用品安全法等で規制対象となっている製品は、国内の製造・輸入事業者が技術基準を満たしていることを確認したのち、PSE 等の PS マークを表示することができます。
 
またPSマークがあるものであっても、定格ラベルの日本語で表記が不自然ではないかを確認しましょう。
PSマークの近くの表示
PSマークの近くの表示
独立行政法人製品評価技術基盤機構
リスクの高い非純正品を見分けるポイント
リスクの高い非純正品を見分けるポイント
独立行政法人製品評価技術基盤機構

4.リチウムイオン電池搭載製品は廃棄方法を調べてから購入しましょう

海外から直接個人輸入されたリチウムイオン電池搭載製品は、廃棄が困難な場合があります。自治体や家電量販店等で回収してもらえるか、購入する前に確認するようにしましょう。

最新の製品リコール情報や事故情報を手に入れよう

その他、NITEのウェブサイト「NITE SAFE-Lite」では、製品のリコール情報や事故情報をキーワード検索で確認できます。気になる商品があったらぜひチェックしてみてください。
注目記事