スタジオジブリの宮崎駿監督作品「千と千尋の神隠し」が中国で上映される見込みであることが分かり、現地のアニメファンが次々に喜びの声をあげている。
■中国で制限されてきた
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一方、中国の本土では、これまで政府が海外映画の上映を制限してきたこともあり、ジブリ映画は正式には上映されてこなかった。2018年12月には、1988年公開の「となりのトトロ」がようやく現地のスクリーンに登場していた。
■スタジオジブリ「可能性ある」
「千と千尋の神隠し」が中国で上映されるというニュースは、現地のポータルサイト「新浪」などが5月10日、報じた。
ハフポストがスタジオジブリに取材したところ「中国のパートナーに任せている」としたものの「上映される見込みはある。現地の政府から発表があったようだ」と、可能性があることを認めた。
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■海賊版で大量のファン
中国では、中国語字幕付きの海賊版DVDなどが現地では容易に入手でき、中には「ジブリ作品詰め合わせ」のように歴代のジブリ映画が大量に収録されているものもある。
こうしたことを背景に、正式には上映されていないものの、中国には多くのジブリファンがいるとみられる。
このニュースは中国版Twitter「ウェイボー(微博)」でもトレンド入りし、関連の書き込みはすでに2億回以上閲覧された。
ニュースのコメント欄には「本当に泣いた」「10回行く」「ハウルの動く城も早く来てくれ」「小さな頃見たが、次は子供を連れて行く」などと喜びの声が相次いでいる。