![VOGUEの表紙を飾ったハリー・スタイルズ](https://img.huffingtonpost.com/asset/5faf3b79240000624a61fafd.jpeg?cache=2jhV5mGifd&ops=scalefit_720_noupscale)
イギリスのボーイズグループ、ワン・ダイレクションのメンバーで、ソロシンガーとしても活躍するハリー・スタイルズが、アメリカの老舗ファッション誌『VOGUE』の表紙に登場した。
表紙の写真で身につけているのは、GUCCIのジャケットとドレス。VOGUEアメリカ版創刊127年の歴史で、男性が単独で表紙を飾るのは、スタイルズが初めてだという。
写真は、タイラー・ミッチェルによって撮影された。ミッチェルは、2018年、同誌で初めて表紙写真を撮った黒人の写真家で、その際はビヨンセを撮影した。
![キルトスカートを着用](https://img.huffingtonpost.com/asset/5faf3b79240000e329b04445.jpeg?ops=scalefit_720_noupscale)
VOGUEのインタビューで、スタイルズは、ワン・ダイレクションやソロアーティストとしての活躍、そして彼自身のスタイルについて明かした。
「服は、楽しんだり実験したり、遊んだりするためにあります。本当に面白いのは、これらの境界線はすべて崩れ落ちているということです」
「 『男性用の服、女性用の服』という意識を取り除き、一度その壁を外してしまえば、もっと自由な地平が開けるのです」
スタイルズは、「時々買い物に行くと、女性向けの服はなんて素晴らしいんだろうという発見があります。それは、自分の人生に障壁を設け、制限するのは、自分自身だったんだと気づくようです」と続けた。
「洋服で遊ぶことには、とても喜びがあります。それが意味することについては、あまり考えていません。ただ、それは、自分のクリエイティビティの幅を広げてくれるというだけです」
![ヴィクトリア朝時代のクリノリンから着想を得たスタイルだという](https://img.huffingtonpost.com/asset/5faf3b79240000bf29b04444.jpeg?cache=afEiFmR0rw&ops=scalefit_720_noupscale)
「有害な男らしさとはまったく異なる」
スタイルズが出演する予定の映画『Don’t Worry Darling(原題)』で監督を務めるオリヴィア・ワイルドは、スタイルズについて「とても現代的」だと言い、「自信に溢れた男性が意味するものを再定義している」と話す。
「ハリーが持つ、男性としての自信は、有害な男らしさとはまったく異なっており、それが彼らの世代や、これからの未来の指標になることを願っています」
GUCCIのクリエイティブ・ディレクターを務めるアレッサンドロ・ミケーレも、スタイルズについて、「革命的」だと語っている。
「スタイルズは自分の中にある女性的な側面を知っていて、それはとても自然なことです」
「そして、スタイルズは、自分自身が快適でいられるための自由な遊び方について、若い世代に大きなインスピレーションを与えています」
ヒールのある靴やパールのアクセサリーも
スタイルズはこれまでも、レッドカーペットや自身のコンサートなどで、スカートやドレス、ヒールのある靴、パールのアクセサリーを着用するなどし、ファッションでジェンダー規範に訴えてきた。
その一部を写真で紹介する。
![2020年3月2日、ニューヨークで撮影](https://img.huffingtonpost.com/asset/5faf4013240000624a61fafe.jpeg?ops=scalefit_720_noupscale)
![2020年2月26日、ライブで撮影](https://img.huffingtonpost.com/asset/5faf402a2400007f4a61faff.jpeg?ops=scalefit_720_noupscale)
![2020年2月18日、イギリス・ロンドンのBRIT Awards2020で撮影](https://img.huffingtonpost.com/asset/5faf4039240000694a61fb00.jpeg?ops=scalefit_720_noupscale)
![2019年5月6日、ニューヨークのメトロポリタン美術館で行われたメットガラにて撮影](https://img.huffingtonpost.com/asset/5faf408a2400007f4a61fb01.jpeg?ops=scalefit_720_noupscale)
この記事はハフポストUS版をもとに、編集・加筆しています。