8月8日は葉っぱの日🍃夏空に映える「葉っぱ切り絵」の作り方とは?

葉っぱ切り絵とは、木の葉を切り抜いてさまざまなものを描くアート。一見難しそうですが、誰でも楽しめるといいます。
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照りつける太陽に負けない、色鮮やかな緑の葉っぱで作りたい「葉っぱ切り絵」。国内外で人気の葉っぱ切り絵アーティスト・リト@葉っぱ切り絵さんに作り方を教えていただきます。

夏空には葉っぱ切り絵が映える

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この夏、子どもと一緒に「葉っぱ切り絵」にチャレンジしてみませんか。葉っぱ切り絵とは、木の葉を切り抜いてさまざまなものを描くアートです。夏の葉っぱ切り絵には、夏ならではの良さがあるといいます。

「僕はいつも、作った作品を空にかざして撮影しているので、青空の色が鮮やかで、木々の緑もしげって濃くなる夏は、葉っぱの作品が映える写真が撮れるんですよね。

夏空は、ただ真っ青なだけじゃなくて、入道雲など大きな雲があるのもよくて、それでまた写真に表情が出るんです」とリトさんは語ります。

リトさんの転機となった作品である「葉っぱのアクアリウム」も、真夏に撮影したものです。

「葉っぱ切り絵をSNSに発表し始めて8か月、まったくフォロワーが伸びず、もうやめようかと思っていた頃です。投稿して、朝起きたら突然フォロワー数が4倍になっていた。背景がただの青空じゃなくて、もくもく白い雲がある夏らしい空だったから、人を惹きつける写真になったのかもしれません」(リトさん)

子どもも楽しめる!

一見難しそうな葉っぱ切り絵ですが、誰でも楽しめるといいます。実際に、リトさんのイベントには子どもも多く参加しているといいます。

「子どもたちと接していて嬉しいのは、とにかく葉っぱ切り絵に『やりたい!』『知りたい!』と、ものすごい熱量で興味を持ってくれることです。『葉っぱ切り絵にチャレンジしたよ』と、すごく上手にできた作品を見せてくれるお子さんもいます」(リトさん)

葉っぱ切り絵の作り方

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【準備するもの】
葉っぱ、デザインナイフ、マット、水性ペン(細め)、下絵など

(1)下描き
下絵を見ながら、葉っぱの裏側に水性ペンで下描きする

(2)切り抜く
はじめに絵の内側の小さい部分を。次に外側の余分な部分を大まかに切り、下描きの線にそって細かい部分も切る

(3)仕上げ
表に返して、微調整

「葉っぱは、薄すぎず厚すぎないものを選びましょう。僕がよく使うのはアイビーとサンゴジュです。葉っぱにナイフを垂直に当てて、少しずつ切っていくのがポイントです」(リトさん)

夏の物語を探しに行こう

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葉っぱ切り絵の魅力は、小さな一枚の葉の中に好きな世界を描きだせること。夏はモチーフになるものも溢れています。

「夏は海水浴、肝試し、花火などいろんなイベントがありますよね。僕自身も、そんな夏の思い出をテーマにしています。『南極かき氷、ただいま2時間待ちです』では、2作品を一緒に撮るのにも初挑戦してみました!」(リトさん)

毎日の生活のなかで探すのも楽しいかもしれません。

「たとえばスーパーに行ったら夏の野菜が並んでいますよね。この季節ならではの食材を切り絵にしてみるのもいいと思います。昨年作った『元気に育った僕たちを美味しく食べてね』はそんな作品です」(リトさん)

子どもの興味や好奇心は、素晴らしい作品の源です。

「周りの大人が『あなたには難しい』などと押さえつけないでほしいですね。僕自身、今後の活動で、子どもたちの『やりたい欲』『知りたい欲』を後押しできるよう取り組んでいけたらと思っています。僕の現在の作品作りも、子どもの頃に出かけたり遊んだりした体験がベースになっているので」(リトさん)

今しか見ることができない夏の空を背景に、世界で1つだけの作品を撮ってみてはいかがでしょうか。

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