この紙、「絶対に古紙回収に出さないで」。ゴミ清掃芸人が写真を公開。靴やカバンに入っている「要注意」な紙とは

「ゴミ清掃芸人」の滝沢秀一さんが、要注意な「紙」の写真を公開しました。
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tyak_factory via Getty Images
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「ゴミ清掃芸人」として知られるお笑いコンビ・マシンガンズの滝沢秀一さんが9月11日、自身のX(@takizawa0914)を更新。

要注意な「紙」の写真を公開し、古紙回収に出さないように呼びかけました。

わずかな混入で大量の不良品が出る

滝沢さんはXに、「靴や鞄に入っている緩衝材は昇華転写紙の可能性があります」と投稿。

添付された写真を見ると、紙にカラフルな色で模様が付いています。

滝沢さんは続けて、「この紙を古紙回収に出したら、トン単位でリサイクル後の紙が含んでいるインクで損出してしまいます」とし、「ガラがついているのは要注意と覚えてくれると嬉しいです!これは可燃ごみになります!」と呼びかけました。

一体どういうことなのか。東京都調布市がウェブサイトで詳しく説明しています。

ハンドバッグや靴などの製品の中に入っている紙の詰め物(緩衝材)には、使用済みの「昇華転写紙(アイロンプリント紙)」が用いられています。

これは、「三大禁忌品」の一つとされ、わずかな混入で大量の不良品が出たり、製品化した際に問題が現れたりと、再利用する際に大きな障害となってしまうそうです。

具体的には、再生加工した数カ月後に、製品化された紙の表面にインクがカビのように現れるといいます。

同市は「分別の際は特に気をつけていただき、必ず燃やせるごみとしてお出しください」と周知しています。