運河に落ちたヘラジカ、水中から巨体をクレーンで吊り上げられ無事生還(アメリカ)

オスのヘラジカは重さ540〜720キロにもなります

米コロラド州エステス・パークで、運河に落ちた若いオスのヘラジカがクレーンを使って救出される出来事がありました。

コロラド州立公園・野生生物局の職員と開拓局の作業員らが協力し、慎重に持ち上げた結果、ヘラジカは軽傷で生還しました。

現場の映像では、水面から頭だけを出したヘラジカの大きな角などにロープやストラップを取り付ける作業員たちの姿が確認できます。最後にはクレーンで吊り上げられ、ヘラジカは無事に救出されました。ヘラジカはしばらくしてから自力で立ち上がり体を震わせて水を払いました。

9NEWSによると、野生生物局の保護官は「安全のために麻酔を使用した」とのことで、救出直後はヘラジカに疲れが見えたたものの、休養を経て回復し、すでに野生に帰っています。

The Denver Gazetteによると、オスのヘラジカはおよそ1200〜1600ポンド(約540〜720キロ)にも達することがあり、クレーンを用いた救出が必要だったのも納得です。

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