トランプ政権による州兵派遣計画への抗議として、アメリカ・オレゴン州ポートランドでは10月12日、全裸やほぼ全裸の市民らによる「エマージェンシー・ワールド・ネイキッド・バイクライド(緊急版・全裸自転車走行)」が実施されました。
通常は夏に行われる恒例イベントですが、今回は政権の強硬姿勢への抗議として急きょ開催されました。
AP通信によると、市民が移民・関税執行局(ICE)の施設周辺に集まり、カエルやユニコーン、ウーパールーパー、バナナなどの膨張式コスチュームを身に着け、連邦司法局側と対峙しました。参加者のひとりは、全裸の抗議は「まさに“ポートランドらしいやり方”」「兵士をこの街に入れたくない」とAP通信に訴えました。
他の参加者もNBC Newsに「裸になることはできる限り無防備であるということ。私たちは恐れていないと示したい」「互いに思いやり、人間らしさを見せることが政治より大切」などと語りました。
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AP通信によると、トランプ政権は国内の治安維持を目的に軍を派遣できる「反乱法(Insurrection Act)」の適用を検討しており、10月5日にはオレゴン州の連邦裁判所が一時差し止め命令を出しました。
【画像】全裸サイクリングデモの様子