米・ノースカロライナ州チャペルヒルで、消防士の自宅が思わぬ火災に見舞われました。原因は、飼い犬のコルトンがリチウムイオン電池をかじったことでした。
USA todayによると、コルトンがリチウムイオン電池を搭載したデバイスをくわえ、保護シールが破れたことで発火したといいます。自宅に設置された監視カメラ映像には、コルトンが驚いた表情を見せ、「あ、やっちゃった」とでも言いたげにその場から逃げる様子が映っていました。
飼い主でチャペルヒル消防署員のデイビッド・サッサーさんは「火はカーペットでほとんど鎮まり、すぐに帰宅できたのも幸いでした」とWRALに述べ、被害はカーペット1枚にとどまったといいます。コルトンにケガはありませんでした。
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チャペルヒル消防署は「リチウムイオン電池はリコール対象ではなく、充電完了後に外されていたが、安全に保管されていなかった」と説明し、「火災予防週間に合わせ、安全な充電・保管・使用を改めて呼びかけたい」と注意喚起しています。
全米防火協会(NFPA)は、リチウムイオン電池を室温で保管し、過充電を避け、ペットや可燃物の近くに置かないことを推奨。ULやETL、CSAなどの安全認証マーク付き製品のみを使用し、使い終えた電池は自治体の回収施設で適切に処分するよう呼びかけています。
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