幅30センチのすき間からシカ救出 米ミシガン州の高速道路で「シカが車にぶつかり壁の間に挟まっている」と通報

救助チームは特殊救助車両と紐上のものを使い、シカの体を少しずつ持ち上げながら、絡まっていた蹄を慎重に解いていったといいます。

アメリカ・ミシガン州オークランド郡の高速道路で、幅約30センチのコンクリート防護壁のすき間に挟まっていたシカが救出されました。

事故が起きたのは10月13日午後2時前。ClickOnDetroitによると、「シカが車にぶつかり、防護壁の間に挟まっている」と通報があり、オーバーンヒルズ警察が現場へ急行。

救助チームは特殊救助車両と紐状のものを使い、シカの体を少しずつ持ち上げながら、ひづめが引っかかっていたのを慎重に解いていったといいます。

CBS Newsによると、救出されたのは4本角のオス。軽いけががありましたが、ボールドマウンテン州立保養地に運ばれ、野生に戻されたといいます。救助作業は約1時間に及び、高速道路は上下線ともに一時通行止めとなりました。

オークランド郡保安官事務所は「チームの粘り強さ、訓練、そして懸命な努力が実を結び、若いシカを救出し、野生動物リハビリセンターへ引き渡すことができました」とFacebookにコメントしています。

CBS Newsによると、ミシガン州南東部では数日前にも、州警察が鉄製フェンスに引っかかっていたシカを救出する事案があったといいます。

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