【プレミアムキオスク】にみる、プチ贅沢トレンドを活かした事業展開

高品位なもので差別化して、また高い粗利を確保していく、という展開は、ナショナル企業だけでなく地域の企業こそと目指すべきだと思いました。

最近の「プチ贅沢」のトレンドが止まらないですね。

2,3日前に名古屋から大阪方面に新幹線乗ろうとしたら現れたのが「プレミアムキオスク」ですよ。

ええ、キオスクが、プレミアムなんです!

おいてあるビールはエビスやプレモルなど、プレミアムなものばかり。

おつまみやおみやげなども、こだわりのものだし、竹鶴の18年もおいてありましたよ、普通の竹鶴だけじゃなく。

【コンセプト】 ・東海道新幹線をご利用されるお客様が、いつもとは違う、より上質で快適な時間を

新幹線車内で味わっていただけるよう、従来のキヨスク店舗よりもワンランク上の

厳選された商品を品揃え。 ・キヨスク店舗の特徴であるスタッフの手際よい「クイックサービス」に加えて、

「プレミアムキヨスク」限定の洗練された制服の着用や、高級感溢れる店舗外観と することで、ご利用いただくお客様に「満足感」をご提供。

【取扱商品カテゴリー】 ・おみやげ、ドリンク、アルコール、菓子、おつまみ

⇒取扱商品の約6割が「プレミアムキヨスク」限定(当社の他店舗では取扱なし) ・雑貨、たばこ、新聞(東京駅の「プレミアムキヨスク」のみ取扱)

⇒従来のキヨスク店舗の取扱商品から厳選(キオスクリリース資料より)

デフレとか、失われた20年とかっていうけれども、全国のマクロデータで見れば10%の世帯は世帯所得で1000万を超えるわけだし、実際そんななかでJR九州の高級電車「ななつぼし」とかはバカ売れしているし、豪華客船のクルーズも堅調。

身近なところでみても、キリン「別格」シリーズに見るような、ちょっと高くて高品質なものが一定の評価を得て、支持されているわけですよね。

まして、新幹線で言えば、グリーン車に乗る人ってどんな人だろう?

と考えてみれば、十分になりたつわけですよ。

小さな企業になればなるほど価格競争に巻き込まれれば体力的な困難に直面するラットレース。

それだけに、高品位なもので差別化して、また高い粗利を確保していく、という展開は、ナショナル企業だけでなく地域の企業こそと目指すべきだと思いました。

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