倒産したオンライン通貨取引サービスMt.Goxによると、同社はデジタルウォレットに20万ビットコインがあることを確認した。CEO Mark Karpelesの申告によると、現在の交換レートで1億1800万ドルに相当するその通貨は、Mt.Goxが以前使っていて、今では空であると思われていた、"古いフォーマットのウォレット"のうちの一つに見つかった。
それらのウォレットは、今月Mt.Goxが東京地裁に民事再生手続きを申請したあとに 再スキャンされた。見つかったその20万ビットコインは、オフラインのウォレットへ移された。Coindeskによると、これらが発見されたのは、Mt.Goxがかつて取り扱い、その後今日まで休眠していた大量のBitcoinを、blockchainへ移動し始めたときである。
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回復された20万ビットコインによりMt.Goxの総喪失額は65万ビットコインに縮小するが、顧客は債権者とみなされないため、Mt.Goxが資産の売却を決めても一銭も受け取れない。Fortune誌も報じているように、Bitcoinを失ったMt.Goxのほとんどの顧客にとって、いくらかでも自分のお金を取り戻す方法は、訴訟しかない。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))
(2014年3月21日TechCrunch Japan「Mt.Goxが"古いフォーマットの"デジタルウォレットに20万BTCを見つける」より転載)