政府が正式に、首相公邸に幽霊が出没するとの噂を否定したと報じられている。
産経ニュースによると、首相公邸に幽霊が出るとの噂について、下記のように報じている。
公邸は昭和11年、旧陸軍の青年将校が起こしたクーデター「2・26事件」の舞台となっており、犠牲者の幽霊が出るとの噂話がある。
(産経ニュース「公邸に幽霊?「承知していない」政府、答弁書を閣議決定 民主の追及に」より。 2013.5.24 12:33)
この噂と、安倍首相が就任から5カ月を経ても公邸に引っ越していないことを踏まえ、民主党の加賀谷健参院議員が、下記のような質問主意書を提出していた。
旧総理大臣官邸である総理大臣公邸には、二・二六事件等の幽霊が出るとの噂があるが、それは事実か。安倍総理が公邸に引っ越さないのはそのためか。
(第183回国会 参議院質問主意書「総理大臣公邸に関する質問主意書」より。)
この質問に対し、政府は「承知していない」と答弁書を作成。24日午後の内閣官房長官記者会見で、この答弁書について質問を受けた菅義偉官房長官は、下記のように回答した。
記者:民主党の加賀屋参議院から、「公邸に幽霊が出るとの噂があるが本当か」との質問主意書に対して、政府が「承知していない。」との答弁書が有りました。これは、政府が幽霊というものの存在を、一般的に認めていないのか、それとも何かしら調べたりということをされたんですか。
官房長官:いろんな噂があるということは事実でありますし、こないだ閣僚がそこで懇談会を開いた時も、そういう話題も出たということも事実でありますけれども、質問主意書でございますから、そこはやはり、現時点で考えられることを素直に答弁されたんだろうと思います。
記者:長官も公邸に何度か入られているかと思いますが、そういった気配は何度かあったでしょうか。
官房長官:言われればそうかなと思います。
(政府インターネットテレビ「平成25年5月24日(金)午後-内閣官房長官記者会見」より。 2013/05/24)
なお、この質問趣意書を提出した加賀谷議員は、2007年に参議院に初当選した。7月に行われる参院選では改選にあたる。現在行われている183回国会では、風営法のダンス営業規制に関する質問主意書なども提出しており、『「ダンス」には日本舞踊は含まれるのか?』等の質問も提出している。
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