安倍晋三首相は30日、最近の株式相場が乱高下していることについて、「日々の金融的な現象に過ぎない」との見方を示した。都内で開かれた政府主催のイベントであいさつした。
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首相はアベノミクスの成果が個人消費や企業業績の改善など実体経済にも広がりつつあるとの認識を示した。さらに、経済協力開発機構(OECD)が29日に発表した世界経済見通しで、日本の成長率見通しを上方修正したことに触れ、「国際的にもアベノミクスが認知された」と胸をはった。
その上で「日本はまだまだ成長できる」とし、「日本の復活は間違いなく、世界経済復活の原動力になる」と強調。金融政策、財政政策に続く3本目の矢である「成長戦略の出番だ」と語った。
[東京 30日 ロイター]