中国が近々一人っ子政策の大幅な改定を提案するかもしれない。
中国の国家人口計画生育委員会の職員は新華社通信に対し、両親の少なくとも一方に兄弟姉妹がいない場合は第二子を認めることを国が検討していると語った。バンク・オブ・アメリカの中国人エコノミストの試算によれば、この改定がなされた場合、年間の出産数は950万人増えることになる。
「(一人っ子)政策を改善する計画を提案できるよう、委員会は人口の規模、質、構造、分布に関する研究を行っている」と国家人口計画生育委員会の広報担当のMao Qun'an氏は新華社通信に語った。
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21世紀経済報道紙によれば、新たな人口管理政策は早ければ今年のうちに発表される。
人口管理政策を緩和することで、中国は経済成長の維持と、将来に予想される労働力不足の回避をねらう。ウォールストリートジャーナルによれば、昨年中国の労働人口は数十年ぶりに減少した。
これまでもずっと、中国の人口管理政策は国内の人口集団ごとに大きく異なっていた。オーストラリアン紙によれば、人口の52.9%(ほとんどは農村住民)は第一子が女児であれば第二子が認められている。人口の1.6%(ほとんどがチベット族)は政策から完全に除外されている。
新華社通信によれば、2007年以降、中国の大部分の地域で両親とも一人っ子の夫婦には第二子が認められてきた。
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一人っ子政策のもとでは、許可なく第二子を設けた夫婦は「社会養育費」を払わなければならない。中国インターネット情報センターの報告によれば、広東省など都市部ではこの罰金は親の年収の6倍にも上るという。
南方都市報紙が最近行った調査によれば、中国人の56%が第二子を持ちたいと回答している。さらに、28%は第二子が欲しいがその余裕がないと回答している。
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