9月19日に公開されたiPhone用の最新版OS「iOS 7」にアップデートすると、Apple製でない充電ケーブルが使えなくなる可能性がある。
iPhone 5 およびiPhone 5s、iPhone 5cの充電・同期に使用する「Lightningケーブル」は、Apple純正品で1980円とケーブルにしては高価なため、安価な非純正品を使用するユーザーも多い。
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しかし最新のiOS 7にアップデートすると、「このケーブルまたはアクセサリは認定されていないため、このiPhoneで正常に動作しない可能性があります」と表示される。ハフポスト日本版編集部で2本の非純正ケーブルで試してみたところ、警告は出るが充電と同期はできた。しかし、ネット上では充電できないものもあるという。
Appleがこうした対応を取るのも、一定の理由がある。スマホに搭載されているバッテリーは扱いを間違えると高温になったり、膨張して破裂したりする可能性があるからだ。純正品でない充電器やケーブルを用いて事故になる場合もあり、こうしたリスクにApple側が対処しようとすれば、認証プログラムを厳格化するほかない。Appleは8月から非純正のアダプタを、純正品に1000円で交換するプログラムを実施するなど、充電周りの「純正化」を強化しており、今回のケーブル問題もこうした取り組みの一環と見られる。
なお、IT専門メディアのASCII.jpでは、すでに480円で充電も同期もでき、警告が出ないケーブルが販売されていることを報じている。メーカーとAppleのイタチごっこは当面続くこととなりそうだ。
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