イギリス・ロンドンにあるアポロ・シアターで12月19日、ミュージカルの公演中に天井の一部が落下する事故があり、少なくとも80人以上が負傷した。ロイターが報じた。
事故発生時は大人気の舞台が上演中で、劇場内には多くの家族連れを含む約720人の観客がいた。ロンドン市消防局は、天井とバルコニーの一部が崩れて観客の上に落ちてきたとしている。救急当局によると、現時点で負傷者は88人。頭部にけがを負った人が多く、大半は「歩行可能な程度」の受傷。死者がいるとの情報はない。
(ロイター「英ロンドンの劇場で天井崩落、約90人が負傷」より 2013/12/20 09:05)
ハフポストUK版でもこのニュースをトップで報じている。
劇場近くの通りは、劇場から避難した負傷者と埃であふれた。多くの人が出血。咳き込みながらも、お互いが助けあっていた。何人かの避難者は、まだ劇場内に取り残されている家族と連絡を取ろうとしていた。
29歳の男性は、「ショーの前半の途中に、きしむ音がし始めた。ちょうど浜辺のシーンで、演出だと思った。しかし、それは天井が崩壊する音だった。あちこちで埃が舞いあがった。誰もがパニックになったと思う」と話した。また別の人は、「私達は1階席にいました。落ちてきたのはバルコニーでした」と述べた。
関連記事