世界で累計3億台以上が売れたソニーの据え置き型ゲーム機「プレイステーション(PS)」の最新機種PS4が22日、国内で発売された。スマートフォンの普及でゲーム業界の勢力図が激変するなか、ネット対応も充実させた。支持がどこまで広がるかは、ソニーの経営をも左右する。
22日午前0時過ぎ。発売イベントがあった東京・銀座のソニービルでは待ちわびた60人がPS4を手にした。一番に受け取った神奈川県の大学3年生、渡辺亮さん(21)は「2日間並びました。画面をネットでほかの人と共有できる機能にひかれます」と興奮を隠せない様子だった。
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PS4は、欧米などでは昨年11月の発売から2カ月余りで500万台超が売れる大ヒットとなっている。その随所に、販売が伸び悩んだ前機種の「苦い教訓」がいかされている。