製造した冷凍食品から農薬が検出される事件で、マルハニチロホールディングスの子会社のアクリフーズ群馬工場(群馬県大泉町)の従業員66人が、3月末までに自己都合で退職する見込みだ。また、41人の従業員が処遇未定の状態だという。群馬労働局が3月27日、会社側からの聞き取り結果を明らかにした。朝日新聞デジタルなどが報じた。
アクリフーズ群馬工場(大泉町)の従業員250人のうち66人が今月末までに自己都合で退職見込みで、41人の処遇が未定であることを群馬労働局が27日、明らかにした。同社は未定者の処遇について「4月初めまでに決定したい」としている。
退職予定の女性従業員の一人は同日、「食品会社がイメージ悪化につながる事件を起こしたら、先は暗い。退職は仕方ない」と朝日新聞の取材に答えた。会社側と複数回面談し、生産再開まで別会社に出向することなどを提示されたが断った。
(朝日新聞デジタル「アクリフーズ66人退職へ」より 2014/03/28 10:52)
群馬工場は操業を停止しているため、雇用継続のために、従業員にグループ会社への出向などを提示しているという。
労働局によると、2月1日時点の群馬工場の従業員は、正社員61人、契約社員189人の計250人。退職希望者の他は、工場で商品回収などを続ける従業員は27人、98人が在籍したまま別会社への出向、18人がマルハニチログループの別会社への異動を希望。41人の出向先は未定という。
(MSN産経ニュース『従業員66人退職へ 農薬混入のアクリフーズ群馬工場 全員「自己都合」』より 2014/03/28 12:02)
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