厚木基地で自衛隊機の夜間飛行差し止め 横浜地裁

アメリカ海軍と海上自衛隊が共同使用する厚木基地をめぐる住民訴訟で、5月21日に横浜地裁は自衛隊機の飛行差し止めを命じた。午後10時~午前6時の間、基地の自衛隊機は飛ぶことができなくなる。

アメリカ海軍と海上自衛隊が共同使用する厚木基地をめぐる住民訴訟で、5月21日に横浜地裁は自衛隊機の飛行差し止めを命じた。防衛大臣がやむをえないと認める場合を除き、午後10時~午前6時の間、基地の自衛隊機は飛ぶことができなくなる。

基地の航空機の飛行差し止めが命じられたのは全国で初めて。米軍機の飛行差し止め請求は認められなかった。朝日新聞デジタルなどが報じた。

米海軍と海上自衛隊が使用する厚木基地の周辺住民らが、騒音による被害を国に訴えた訴訟の判決が21日、横浜地裁であった。佐村浩之裁判長は、賠償に加えて自衛隊機の午後10時~午前6時の間の飛行差し止めを初めて命じた。米軍機の飛行差し止め請求は退けた。

(朝日新聞デジタル「厚木基地騒音訴訟、自衛隊機の飛行差し止め命令 全国初」2014/05/21 14:22)

今回の厚木基地騒音訴訟は4回目となる。原告は厚木基地のある神奈川県大和、綾瀬の両市や、東京都町田市などの住民約7000人。航空機の騒音被害を訴えて、基地を管理する国に対し、損害賠償と夜間などの飛行の差し止めを求めていた。

【関連記事】

ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています

関連記事

注目記事