オバマ米大統領は24日、国連総会で演説し、中東のシリアとイラクで勢力を拡大させるイスラム過激派組織「イスラム国」を崩壊させる必要があるとした上で、同組織への軍事的圧力を継続していくと言明した。
同組織に加担する者は手遅れになる前に「戦場を離れるべき」とも警告。「われわれは脅しに屈しない」と述べた。
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オバマ大統領は、イスラム国のような組織には武力しか通用しないとし、掃討に向け多くの国と協力する意向を表明。「この取り組みに参加するよう訴える」とし、各国に米主導のイスラム国掃討に加わるよう呼びかけた。ただ米国はいかなる国も占領する意向は持っていないと述べた。
そのうえで、シリアの3年に及ぶ内戦を終結させ、中東における広範な平和の模索が必要との考えを示した。
ウクライナ問題については、ロシアが平和的かつ外交的な手段を講じるのであれば、米国としても制裁を解除する用意があると表明。過去に米ロが核兵器削減やシリアの化学兵器処理で協力したことを挙げ、「ロシアが路線を変更すれば、米国はこうした協力を追求する用意がある」と述べた。
アジア太平洋地域の安定については、個別国の名指しは避けながらも、各国が国際法を順守しつつ、領土問題を平和的に解決することが求められていると語った。
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西アフリカで猛威を振るうエボラ出血熱については、さらに多くの国々が具体的支援を表明すべきとした。
[国連 24日 ロイター]
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