犬や猫やモルモット......。飼っているペットの写真をアメリカのカドル・クローンズ社に送ってみよう。そうすれば、ペットそっくりの素敵なぬいぐるみが送られてくる。
このサービスを使って大好きなペットの「クローン」を作り、大学入学のために家を離れることになった家族にあげたり、もしくはペットを買えない甥っ子や姪っ子にペット代わりにプレゼントしてあげたりするのもいいかもしれない。
しかしカドル・クローンズ社によれば、一番多い顧客は死んでしまったペットにそっくりのぬいぐるみを作る人か、もしくは将来ペットが死んでしまった時に備えて今生きているペットのぬいぐるみを作る人だという。
価格は、ウサギ・鳥・モルモットなどの小さめの動物であれば1体129ドル(約1万5千円)。犬・猫・馬など大きめの動物は1体199ドル(約2万4千円)だ。完成までには通常8カ月かかるが、特急サービスを利用すれば、50ドルまたは100ドルの追加料金を払って、4〜6週間で完成する。
カドル・クローンズ社のウェブサイトによると、注文を受けたぬいぐるみは中国の広東省にある工房で13人の職人によってオーダーメイドで作られており、それぞれにエアブラシで識別マークがつけられる。また、さまざまなカスタムオプションも用意されていて、立った姿にも座った姿にも寝そべった姿にもすることでき、耳をピンと立たせるかピタッと伏せた状態にするか、もしくは舌を出すか引っ込めるか、といったことも選べる。
このサービスのアイデアを共同創設者のジェニファー・グラハム氏が思いついたのは2005年だったが、実際に事業を始めたのは、その数年後に彼女の最愛のグレート・デーンが亡くなってからだともウェブサイトには書かれている。
ペットの姿を残しておくことができるサービスは他にもあるが、10万ドルも払って本物のクローンを作るか、ペットをはく製にしたり冷凍保存したりするといったあまり気持ちのよくない方法のどちらかだ。そういった方法に比べると、ペットそっくりのぬいぐるみを作るというのはとても素晴らしいアイデアではないだろうか。
ただし、当のペットはこのぬいぐるみをどうしたらいいか、よくわからないこともあるようだ。以下の動画では、初めて自分の「クローン」ぬいぐるみに対面して少し戸惑いぎみの犬が紹介されている。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
[日本語版:佐藤卓/ガリレオ]
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